宿木のクローバー
巨大なクローバーを見つけました。
ボケ気味で(写真の素人なのですみません!)見にくいのですが、
下にあるふつうのクローバーや、手の大きさと比べてると、その巨大さがわかるかと思います。
現在、Fig.4の制作中で、作画のための取材をしている最中、
このクローバーを見つけました。
Fig.4(四話目)で、ちょうど、シー(妖精)の宿木のクローバーが出てくるシーンがあるのですが…。
近くに生えているクローバーは普通の大きさなのに、
なぜか、ある一か所から生えているクローバーの一群が、すべて巨大なのです。
一瞬、あまりの巨大さに目を疑い、何か違う種類の葉なのではないかと思って観察したのですが、
通常の大きさのものと一緒にサンプルを採取し、よく見てみたところ、
同じ種のクローバーのようでした。
私が小さい頃、家の裏の空き地に、一面クローバーが生えていたのですが、
そこの空き地から生えているクローバーは、なぜか四つ葉がとても多かったのです。
普通、四つ葉のクローバーはめったに見つかりません。
しかし、その空き地では、四つ葉が簡単に見つかり、両手いっぱいにでも四つ葉を
集めることができたのです。
しかも、良く見ると、五つ葉もありました。
学校でこの話をしても、みんな信じてくれませんでしたが…。
そのときのクローバーは、たしかに他のクローバーと同じ種だったと記憶しています。
今回の巨大なクローバーも、それと同じく、普通のクローバーと同じ種と思われるものです。
同じ種なのに、なぜ形に、これほど違いが現れるのでしょうか。
単純に考えて土の成分や、日の当たり具合か、とも思うのですが、
今回は、すぐ隣にあるクローバーの一群は普通の大きさだったので、
何か他に要因があるという可能性も考えられます。
こういう『怪』は、道端をよく観察している人でないと、なかなか気づきません。
もしかしら、種の枝別れは、こういうところから起こっていくのかもしれません…。
あまりに大きさや形が違うので、違う種だ、と思われていたものが、
実は同じ種だった、ということも、よくあるのではないかなと思います。