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​妖精(シー)ってなに?

「Sidheシー」はケルトの言葉で妖精を意味します。

その起源は

倒れた巨人の身体から這い出してきた蛆虫に、​

神様が顔や身体や声を与え、それが

地上と地中に棲まうようになり、シーになったのだとも

いわれています。

かれらは自分たちの意思で

自分たちを視えるようにも視えないようにもでき、

空気よりも軽やかな体で跳ね回ります。

かれらはそれぞれが「宿木」とよばれる対になる植物を持っていて、

その植物とともに存在しています。

「宿木」が枯れると消えてしまうこともあります。

それぞれの丘ごとに「妖精シー」の「王」がおり、

その国は、こみいっていて

人間たちよりはるかに丘と、森と、川や湖にくわしく、

時に原始的、ときに洗練された独自の文化を持っています。

普通の人間はその世界を視ることはできませんが、

「青い角」を持つ者、

つまり、その「特殊な」角膜を持つ者が、

妖精シーを視ることができるのです。

昔話には

妖精シーの国へいった人間の話がたくさんありますが、

その人たちは生まれながらの「青い角」、

しくは妖精シーのしわざによって「青い角」になった人たちなのです。

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